今日はこんな話題について解説します。
インフルエンサーマーケティングを導入し、販促活動に利用する企業も増えてきましたね。
あまり内容をご存知ない方は、ざっくりと「有名人を利用したマーケティング」と理解しているかもしれません。
しかしインフルエンサーを利用したマーケティングは、利用する媒体によってユーザー層が異なり、適している商材が微妙に違ってくるため、導入する際は注意が必要ですね。
「これから導入してみたい!」という人のために、今回は事前に知っておくとよい媒体別の特徴とそのポイントをご紹介します。
Contents
インフルエンサーマーケティングの期待度とは
インフルエンサーマーケティングは、従来のWeb広告に比べ発信力と集客率における期待値の高さがあります。
従来のWeb広告は、バナー広告やテキスト広告、メルマガ広告などがその代表ですが、これらも最近はアドテクノロジーの浸透によって高効率での集客、売上の最大化が意識されるようになってきています。
しかし、インフルエンサーマーケティングはこれらのアドテクとは一線を画し、別の価値を武器にして、マーケティングチャネルの一つとして確固たる地位を築きつつあるのです。
軸となるのはインフルエンサーの影響力
タレント、俳優、学者、そのほか有名人、YouTuberなどのインフルエンサーは、これらの信奉者にとっては一家言ある存在であり、信頼ある存在です。信奉者以外のファン、あるいはフォロワーたちにとっても、その発言は注目されています。
こういったユーザー層に対し、ベストマッチな商材をインフルエンサーが紹介すれば、広告を垂れ流し、興味を喚起し、育て、購買までもっていくという長いプロセスをたどることなく、高効率で集客することができます。
こうしてインフルエンサーを利用したマーケティングは、特定のジャンルやユーザー層に効果的にアプローチできる優れた手法となりえるのです。
インフルエンサーマーケティングを活用できる媒体とその特徴
インフルエンサーマーケティングにおいてはSNSサイトがその中心です。
こちらでは代表的な4つのSNSをピックアップし、それぞれの特徴とユーザー層、マッチする商品やサービスを記載します。
- YouTube
- TikTok
【活用できる媒体】Instagram
画像メインのSNSサイトでユーザーもその閲覧がメイン。綺麗な写真や見栄えの良い写真はウケが良く、加工が必要な場合も多い。外見的な魅力がある、画像表現に長けているなどのインフルエンサーの需要が高いため、有名人ではなく素人のインフルエンサーが活躍できる。
女性6に対し、男性が4の割合。20代から40代がユーザーのボリュームゾーン
主に女性ウケの良い商材。アパレル・コスメ・美容系など。インテリアや旅行系の訴求も〇
男性が好む商品(ゲーム、金融、ギャンブル系)は相性×。
【活用できる媒体】Twitter
テキストメインのSNSサイトで、ほかの媒体よりも拡散性が強い点が特徴。キャンペーン情報やニュースなどの相性が良い。
もともと匿名性が高いSNSのため、実名のインフルエンサーの発言により注目が集まる。タイムラインは時系列なので、定期的に質の高いメッセージを投げ続ける必要があるが、成功すれば特定商品やサービスへの宣伝効果は抜群。
男性5.5に対し、女性は4.5。ユーザーのボリュームゾーンは20代から40代
ゲーム・漫画・アプリ・イベントの告知など。ネット上で利用できるアプリや商材、サービスとの相性が良い。
商材へのアプローチがバレてしまうため、個人事情の濃い商品(コンプレックス解消系)との相性は悪い
【活用できる媒体】YouTube
動画メインのSNSで、世界で最も規模の大きい動画サイト。企業利用も広く行われており、動画を利用した商品やサービスの紹介も普通に見られる。テレビCMなどを含めた広告媒体よりもより詳しいアピールが可能で、商品やサービスの魅力をしっかりと伝えられる。インフルエンサーとなる人は有名人などのほか、ユーチューバーと呼ばれる人々も含まれ、強い影響力を発揮する。
男女比は5対5、年齢層は幅広く、30代から60代がボリュームゾーン。
ゲームやキッズ系おもちゃ、イベント、飲食店、コスメなど
有料アプリ系、高齢者向け商品
【活用できる媒体】TikTok
ショートムービー投稿SNS。15秒程度の動画を使って商品やサービスのアピールを行うため、簡潔に行う必要ある。
比較的新しいサービスで、市場が開拓されきっていない点が魅力の一つ。Twitterなどと連動させてTikTok内に誘導、動画を見てもらうという方法もでき、効果を高める仕組みを作ることができる。
10代から30代がボリュームゾーン
タイアップイベント、飲食系、美容系
BtoB全般
このようにそれぞれのユーザー層、好まれる商品とそうでない商品が違います。加えてフォロワーたちが商品にマッチするかどうかも、効果の有無にかかわってきます。
インフルエンサーマーケティングを導入する際は、自社のどんな商品・サービスを宣伝するのかを考慮し、相性の良いSNSを選んだうえで、運用体制を決めていくとよいでしょう。