今回はこういった悩みを持ってる方向けに、Vtuberを始める上で必要な機材のスペックなどを紹介していきます。
- スマホで始める人の機材
- Live2Dで始める人の機材
- 3Dモデルで始める人の機材
今回はこの3つのポイントを踏まえながら機材やソフトウェアの紹介をしていきますので、何から揃えていいか分からない方はこの記事を読めば解決できます。
Contents
一番手軽に始められる方法はスマホ
今では機材がスマホ一台で済んでしまう時代です。ただし、機種に制約があったりします。
- スマホはどれでも良いわけではない
この辺り、意外と抜けてたりするので解説していきます。
スマホはどれでも良いわけではない
iPhoneでもAndroidでもVtuberを始められる時代になりました。
やり方は簡単で専用のVtuber配信アプリを入れるだけ。
3年前には無理だったことが、そこからわずか1〜2年でできるようになるんですから、技術の進歩の速さに驚かされます……!
スマホで始める際には意外な落とし穴があり、フェイストラッキング機能付きのものでないとできない場合が多いです。
その理由として、アプリの多くがフェイストラッキング機能を用いて起動するからです。
なくてもできるアプリはありますが、人気のVtuber配信アプリはこの機能がないと使えないので、機能がない人は機種変更しておいた方が良いです。
格安SIMにすれば、70,000円ほどでiPhone Xに変えられるので普通に機種変更するよりも格段に安く収まりますよ!
YouTube配信を目指すならLive2Dから
スマホでの配信はYouTube配信ができないため、雑談配信だけじゃなく、ゲーム配信や動画投稿をしたいのであればLive2Dで始めるのが良いです!
- 「CPU」「メモリ」「GPU」はミドルスペック
- WEBカメラとマイクは3000円程度でOK
これも詳しく解説していきます。
「CPU」「メモリ」「GPU」はミドルスペック
まず大前提として、配信用のパソコンが必要になります。
普通のパソコンでもいいですが、特にゲーム配信や動画編集をしっかりしていくのであればそこそこのパソコンが必要になります。
そこでどのようなパソコンが良いかの判断基準として、
- 「CPU」
- 「メモリ」
- 「GPU」
この3つを見ると良いです。
「CPU」は言わば処理速度を表すものです。
最低限のスペックとして、「第8世代」の「Intel Core i5」がオススメです。
「メモリ」は作業をする広さを表します。
広ければ広いほど良いですが、ゲーム配信もしたいのであれば「16GB」あると良いです。
「GPU」はどれだけ画面を綺麗に写すかを表します。
これもゲーム配信を基準にするのであれば、「Geforce GTX1060」以上のスペックのものであれ必要最低限のクオリティで配信できます。
何にすればいいのかが分からない人はとりあえずこれを覚えておくと良いですよ。
これらを合わせると、金額的には最低でも100,000~150,000円程度になりますが、配信や動画投稿は問題なくできる環境ができあがります。
WEBカメラとマイクは3000円程度でOK
そこまで高いWEBカメラとマイクを買う必要はないですが、やはりパソコンのカメラだとLive2Dで顔の動きを追う精度や範囲が物足りないですし、マイクの音質も良くないですので視聴者にストレスを与えてしまう可能性があります。
そこで、コスパの良いWEBカメラとマイクとして、3,000円程度のものをオススメします。
WEBカメラだと「Logicool」が安くて一般的に人気のカメラです。
一応、このカメラにはマイクが内蔵されてますが、私は別途マイクを使用していて、それが「SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン PC/ゲーム用 PCV80U ECM-PCV80U」です。
たくさんの配信者もオススメしているものなので、何を選んでいいか分からない場合は、こちらでOKです。
3Dモデルは機材も高スペック
3Dモデルを始めるとなると、機材も少し増えますしスペックを高いものが必要となりますので、資金的にも高額になります。
こちらは個人というよりも、企業やチーム・サークルとしてしっかり始めたい方向けに解説していきます。
- 「CPU」「メモリ」「GPU」はハイスペック
- 3Dモデリングソフト/Unity
- 全身の動きをキャプチャー
少し専門的になりますが、解説していきます。
「CPU」「メモリ」「GPU」はハイスペック
Live2Dで始める場合と違い、3Dモデルのキャラクターを綺麗に、そしてスムーズに動かせるかが重要になってきます。
そのため、スペックがどうしても高いものでないといけません。
- 「CPU」→最低「Intel Core i7」以上。余裕があるのであれば「Intel Core i9」
- 「メモリ」→「16GB」以上にしましょう。「8GB」は作業に支障あり
- 「GPU」→「RTX2060」以上。どうしても抑えたい場合は最低でも「GTX1660」
これを合わせると、最低でも250,000円以上は必要になってきます。
少しでも抑えたい場合は、『Dospara』というゲーミングパソコン専門店で揃えると良いです。
ここは、オンラインショップで自分好みにカスタマイズできるので、先ほどのスペック以上のものをここで注文すれば、通常価格よりも抑えることもできますのでオススメです。
3Dモデリングソフト/Unity
3DのVTuberを動かすには、まず3Dモデルを作らなければいけません。
これを完全に外注すると1,000,000円以上の価格になるので、経験がある方であれば自作もアリかと思います。
その際に必要なのがモデリングソフトのオススメは「MAYA」というソフトです。
サブスクリプションのみでしか購入できず年間コストは約260,000円掛かります。
多くのプロの現場で使われているソフトで性能と使いやすさが圧倒的に高いので、この一択といってもいいかもしれません。
もし、ここをどうしても抑えたいのであればフリーソフトの「Blender」もあります。
プロの現場でも利用している人は多く、ツールがかなり豊富なため初心者ではなかなか使いこなせないかと思います。
慣れてる人などがいればここで費用をかなり削減でき、他の機材に経費を回すなど戦略的に活動がしやすくなります。
また、出来上がった3Dモデルを動かすためのソフトが必要になります。
こちらは「Unity」というフリーソフトで問題ありません。
Unityはゲーム開発などに使われるものですが、メンター付きのオンライン講座を受講すれば短期間で扱えるようになります。
全身の動きをキャプチャー
最後に、重要な機材としてモーションキャプチャーの機材が必要となります。
この機材で、3Dモデルの動きを実際に付けていくのですが、タイプが3パターンに分かれています。
- 「VIVE」などが有名なVRヘッドセットのヘッドマウントディスプレイ
- 「Neuron2.0」が有名な全身モーションキャプチャー機器
- 範囲内の物の動きを3D化させる光学式モーションキャプチャー機器
ヘッドマウントディスプレイで言うと「VIVE」が有名で、トラッキングと呼ばれる機器を用いて動きをキャプチャーします。
機器の価格は1ヵ所12,000円程度で計6か所必要となるので約72,000円となります。
これが一定のクオリティを保つ上での最安値になります。
「Neuron2.0」は「VIVE」と違い全身32か所にセンサーを取り付けるので、かなり制度の高いモーションキャプチャーが取れます。
ただ、磁場の強いものの近くや「Neuron2.0」同士の干渉などが発生する場合があるため、長時間のモーションキャプチャーには不向きです。
現状手が届きそうな価格帯で高精度のモーションキャプチャーをしたいのであれば、これがオススメです。
価格は約210,000円です。
最後に光学式のモーションキャプチャー機器ですが、結論これが最強です!
価格は機器一式で1,500,000円を超えます。
しかし、
その圧倒的精度の高さと長時間でも安定して高精度な収録ができるのは、光学式モーションキャプチャーのみです。
第一線で活躍しているVTuberは、光学式モーションキャプチャーを使用しているところが多いです。
特に歌って踊るような活動をする場合などは「Neuron2.0」よりも光学式モーションキャプチャーの方がより鮮明に動きが分かるため、少し奮発してでもそろえた方が良いです。
これからVTuberで活躍したい!と考えている方であれば、設備をそろえるのが重要になってきます。
VTuberは機材ゲーです。機材への投資が売れるきっかけになる業界です。
最初は「Neuron2.0」から始めて、活動していくうちに光学式モーションキャプチャーを揃えるというような活動のやり方もアリだと思いますので、活動する前からこういったことも視野に入れておくと良いですね!