直帰率が高いです。サイトが重いのが原因かな?
ページスピードのスコアが低いです。なんとかしたい・・・
Googleさんの公式ツールPageSpeedInsightに自分サイトのURLを入力して検査すると自分のページ表示速度がわかります。
モバイル・PCでハイスコアなら安心ですが、ブログ初心者の場合対策をしていなくて低評価を受けているかも。
今回はWordPressのページ速度が遅い時にやるべき対策をご紹介します。
- ページ速度が遅いとSEOに悪影響はあるのか
- ページ速度が遅い主な原因
- ページ速度を劇的に改善する方法
- ページ速度が改善するプラグイン
この記事を書いている僕自身、運営しているサイト複数のサイトが重くてGoogleサーチコンソールで警告が出ていました。
今回紹介する方法でページスピードが「25→90点」まで改善しました。
ページ速度が遅いとSEOに悪影響はあるのか
この記事にたどり着いた多くの人はこのような悩みをお持ちではないでしょうか。
結論としては、ページ速度は検索順位決定要素の一つとなっています。
ページ速度改善の具体的な手法の紹介の前にページ速度の重要性についても触れておきます。
もう知ってるし。って方は飛ばしてOKです。
ページの読み込み速度はモバイル検索のSEO指標になる
ページが重いことでSEO上不利になることは十分可能性としてあります。
Googleのウェブマスター公式ブログにはこんな記述があります。
検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する回答を見つけたいと考えています。研究(英語)では、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけていることがわかっています。 読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、それはデスクトップ検索を対象としていました。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することを本日みなさんにお伝えしたいと思います。
Googleさんの公式ブログで、ページ速度が検索時の順位決定の指標に使用することが明言されています。
つまり、ページが重いという現象は明確なSEO上の不利だとも言えます。
ページ速度が遅くても上位表示される
とは言え、Googleさんはこんなことも言っています。
この ”Speed Update” (と私たちは呼んでいます)は、ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響し、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しません。 そのページがどのような技術を用いて制作されたかに関係なく、すべてのページに同じ基準を適用します。 検索意図は依然として非常に強いシグナルですので、魅力的で検索クエリと関連性の高いコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても高い順位に掲載される場合もあります。
つまり、ページ速度はあくまでも1つの指標に過ぎませんが、みんな努力して早くするよう努めましょうということですね。
ユーザーのことを考えれば早い方が良いに決まってる
読みたいページやサイトが重いのはユーザーにとってストレスでしかありません。
Googleの開発者であるフィリップさんがユーザー中心のパフォーマンスについて教えてくれています。
簡単に要約するとこんな感じです。
- ページパフォーマンスは読み込み速度だけじゃない
- 最初に表示される画面が重要
- 各プログラムの処理時間
- 操作可能になるまでの時間
他にも小難しいことが書いてありますが、ハイレベル過ぎてよくわかりません。
とりあえず初心者でも意識できるのはこのあたりかなと思います。
要するに、ページの表示をした時だけでなく、ページ内でボタンやリンクをタッチしたときの硬直時間もあまりよろしくないですよという話です。
安心してください!ほぼ初心者でも解決できるので、読み進めてください。
ページ速度が遅い主な原因
ページ速度が重い原因を簡単にまとめます。
- 画像が重い
- プラグインの入れ過ぎ
- 無駄なデータが溜まりすぎ
- デザインが重い
- 時差読み込みの対策をしていない
プログラミング未経験のブロガーがタッチできるところとしては上記が原因となります。
ページ速度を劇的に改善する自分でできる方法
サイトが重い、ページが遅い場合の対処法は自分でできるところと、プラグインに頼る方法があります。
まずは自分できる方法を解説し、その後、高速化プラグインを解説します。
- 画像サイズを見直す
- サーバーの設定を見直す
- いらないプラグインを削除
- アニメーションを極力減らす
順番に解説します。
画像サイズを見直す
取りあえずサイトが重い原因はほぼ、画像です。
- 画像をpngで使っている
- 高画質画像使いまくり
- 画像の圧縮をしていない
ひとつでも当てはまれば改善ポイントです。
具体的Todoはこちら。
- pngはjpgに変換して使う
- 最適な画像サイズに直す(横幅1200px)
- 画像サイズは50kb以下を目標に変換
- 画像を圧縮してアップロードする
上記は今から対策すべきことです。
画像圧縮は後で自動圧縮プラグインを紹介します。
サーバーの設定を見直す
エックスサーバーを使っている人なら下記3つは対応しましょう。
- Xアクセラレーターをonにする
- PHPを最新Verにする
- ブラウザキャッシュ設定をonにする
PHP以外はデフォルトだとOFFになっているので、手動でONにする必要があります。
いらないプラグインを削除
不要なプラグインは削除しましょう。
極力プラグインは入れない方が良いとされています。
>>【厳選】WordPressのブログに必要なプラグインはこれだけ
アニメーションを極力減らす
サイトが重い原因としてアニメーションがあります。
カッコいいアニメーションは魅力的ですが、ユーザーの端末に負担をかけるので、できる限り減らしましょう。
【JIN限定】テーマ内の設定変更
JINを使っている人は「サイト重すぎ。テーマのせいでしょ」というかもしれません。
そんな方は下記対応をおすすめします。
- JINを最新版にアップデート
- FontAwesomeをOFF
- 標準フォントを利用
JIN公式サイトでも解説があります。
ページ速度が改善するプラグイン
サイトが重い時にプログラミングができない人はプラグインに頼るしかありません。
WordPressが高速化するプラグインを紹介します。
- BJ Lazy Load
- Autoptimize
- EWWW Image Optimizer
- WP-Optimize
- WP Super Cache
上記を導入すればGoogleさんのパフォーマンス基準の多くを満たすことができます。
BJ Lazy Load:ページの遅延読み込み
これが一番ページ速度の改善に効果を発揮しました。
BJ Lazy Loadというプラグインは「時間差でページを読み込む」という機能があるプラグインです。
端末の画面に最初に映る要素から優先的に画像を表示し、その下のページの要素を遅延させて読み込むことができます。
これをすることでGoogleさんが指摘する「操作可能になるまでの時間」を短縮できます。
ページの速度改善になるわけですね。
Autoptimize:コードの圧縮
AutoptimizeというプラグインはJavaScript・HTML・CSSなどのコードを圧縮化して高速化するプラグインです。
これが結構効果あります。
設定によってはデザインが崩れてしまう人もいるみたいなので、自分のサイトに合った設定をしてみてください。
EWWW Image Optimizer:画像の圧縮
EWWW Image Optimizerというプラグインは画像圧縮プラグインです。
これは必須級なので使いましょう。
すでにサイトに入っている画像を一括で圧縮しつつ、今後アップロードする画像もすべて自動で圧縮してくれる優れもの。
ただ、無料ライセンスだと圧縮率に限界があるので、できる限り事前に画像サイズの最適化をしてからアップロードするのがいいですね。
WP-Optimize:データベースの最適化
WP-OptimizeというプラグインはWordPressのデータベースを最適化してくれます。
ただ、使用には注意で、データベースをクリーンナップすると元に戻せなくなります。
必ずバックアップしてから導入しましょう。
WP Super Cache:キャッシュの最適化
WP Super Cacheというプラグインはキャッシュを最適化できるプラグインです。
キャッシュ系のプラグインは不具合も多いので、初心者は導入不要です。
重要度も低いので僕は導入していません。